発送遅れとアカウント削除(垢BAN)をめぐって批判が続くオンラインオリパ「みんなのトレカ」について、10月22日21時52分、オリパ業界をウォッチしているXユーザーのKleza(@Kleza_108)が「初めて垢BAN対象となる不正利用の事例を公開」として画像を投稿した。画像には「1枚のクレジットカードが、8つのアカウントで使われていた例」など3つの例が並んでいる。
運営はこれまで、削除の理由を問う利用者に「利用規約に基づき個別に判断」と答えるだけだった。具体的な行為の例が出てきたのは、オリパ速報が確認した範囲では今回が初めてになる。
ただし、この画像を運営がどの投稿・ページで出したのかは、オリパ速報では10月23日20時時点で特定できていない。 Klezaの投稿は、同じ夜の公式「発送報告 Day68」(22時26分)より34分早く、Day68には画像が付いていない。この記事では、画像の文言、同じ夜の公式の告知、反応を分けて整理する。
- 10月22日21時52分、Klezaが「みんなのトレカが初めて垢BAN対象となる不正利用の事例を公開」として画像を投稿。「1枚のクレカが8アカウントで」「短時間に7アカウントを作り初回特典を繰り返し取得」「家族・知人の名義で同じ人が複数アカウントを操作」の3例が書かれている
- 同じ夜22時26分の公式「発送報告 Day68」は、アカウント削除について「利用規約に基づく判断は変わりません」としたうえで、検討していた対応の準備を進めていて、内容が固まり次第告知すると書いた。累計の発送は3,683件・10,250点
- Klezaは「画像に当てはまる行為はBANされて然るべき」とする一方、組織的な関与が感じられない多くの個人が「身に覚えがない」と嘆いている、と書いた。BANされた人のうち何人が例に当てはまるのかは、どこにも書かれていない
クレカ1枚で8アカウント、短時間で7アカウント
Klezaの投稿に添付された画像の文言は次のとおり(オリパ速報が画像を目視して書き起こした)。
■実際に確認された不正利用の例(一部) ▶1枚のクレジットカードが、8つのアカウントで使われていた例 ▶同じ方が、短い時間のうちに7つのアカウントを作成し、初回特典を繰り返し取得していた例 ▶ご家族やご知人の名義を使い、同じ方が複数のアカウントを操作していた例
見出しに「(一部)」とあり、例はこの3つに限らないという書き方だ。どれも、1人が複数のアカウントを持って新規登録の特典などを重ねて受け取る行為を指している。
画像に書かれていないこと
- 件数。 例ごとに何アカウントが削除されたのか、削除の総数のうち例に当てはまるのが何割なのかは書かれていない
- どの規約の条文にあたるか。 例と利用規約の条文の対応は書かれていない
- 当てはまらない人への対応。 「身に覚えがない」という人が、どこで何を示せば確認してもらえるのかは書かれていない
Day68「利用規約に基づく判断は変わりません」
公式Xは10月22日22時26分に「発送報告 Day68」を投稿した。要点は次のとおり。
| 項目 | 投稿の内容(オリパ速報の要約) |
|---|---|
| 当日の発送 | 28件・48点(累計3,683件・10,250点)。すべての荷物にお詫びのポケカパックを1つ同梱 |
| アカウント削除 | 「今後も利用したい」という声を多く受けている。「利用規約に基づく判断は変わりませんが、運営として検討していた対応の準備を進めています」。内容が固まり次第告知するので、個別の問い合わせは告知まで待ってほしい |
| 8月11日までに預かった分 | 残りは「発送待ち(本人確認済み)1件・1点」。商品の手配に時間がかかっており、入荷し次第発送する |
出典:発送報告 Day68(2026年10月22日 22:26)
アカウント削除の告知は、前日21日の「発送報告 Day67」とほぼ同じ文面だ(前回の記事)。「検討していた対応」が何を指すかは、10月23日20時時点でまだ発表されていない。Day68にも、不正利用の例は書かれていない。発送の数字はいずれも運営の自己申告だ。
Kleza「当てはまる行為はBANされて然るべき」、ただし…
Klezaは画像に添えて、例に当てはまる行為はBANされて当然だとする一方、組織的な関与があるとは感じられない多くの個人が「身に覚えがない」と嘆いている、と書いた。この投稿は10月23日20時時点で表示約2万4,700回、返信10件。
Klezaは前日21日、BANされたと訴える利用者に運営が「お客様ご自身の操作により退会のお手続きがされていることを、システムの記録で確認しております」と反論したやり取りも紹介している(Klezaの投稿)。22日22時6分には、BANか自主退会かで双方が公開の場で言い切っている件について、どちらも嘘をつくメリットが無いなら「第三の可能性」もあるのでは、という仮説を書いた(Klezaの投稿)。いずれもKleza個人の見方で、運営も利用者もこの仮説には答えていない。
返信欄では「何に基づいているのか」「未発送はどうなる」
オリパ速報が10月23日20時ごろに見た範囲で、Day68とKlezaの投稿への返信には次のような内容があった(いずれもオリパ速報の要約)。
- 規約には「サイトの判断でアカウントを削除できる」とあるだけで、判断の基準になっていない、という指摘
- 正規に利用していたのにBANされたので早く復旧してほしい、という本人の申告
- 8月9日に発送を依頼した分がまだ届かない、約束の日付を過ぎているのにお詫びがパック1つでよいのか、という声
- 8月12日以降に預かった分の残りも報告してほしい、という要望
- Klezaの投稿には、捨てアドレスで大量にアカウントを作ったのにBANされなかった、という真偽不明の書き込みもあり、Klezaは「やめとけw」と返している
- 第三者が対象者の複数アカウントを作ればBANさせられるのか、という質問に、Klezaは「実際に起きているかは別として可能は可能」と答えている
BANや未着についての書き込みは本人の申告で、削除の理由や経緯をオリパ速報が確認したわけではない。
| 論点 | 確認結果 |
|---|---|
| 不正利用の例の画像 | Klezaの10月22日21時52分の投稿で確認し、文言を目視した |
| 画像の出どころ | 運営が出したものとしてKlezaが紹介。運営の投稿・ページのどこにあるかは、10月23日20時時点で特定できていない |
| 運営の公式告知 | Day68(10月22日22時26分)で、アカウント削除の判断は変えず、検討中の対応を準備中と告知。例の記載は無い |
| 例に当てはまる人数 | 不明。運営は件数を出していない |
| 発送の進み具合 | 運営公表の累計は10月22日時点で3,683件・10,250点。8月11日までに預かった分の残りは1件・1点。8月12日以降の分の残数は書かれていない |
個々の利用者のアカウント削除が妥当かどうかは、この記事では判断していない。
関連記事:みんなのトレカ、SNS投稿に「刑事告訴済み・示談も断る」と警告文(2026年10月22日) / みんなのトレカ公式、「正気で利用してるユーザーに関しては発送しております」と返信(2026年10月20日) / みんなのトレカ炎上、「8週間過ぎたけど発送されない」との声(2026年10月5日)
掲載投稿は2026年10月23日20時ごろに確認。引用部分以外はオリパ速報による要約。投稿は編集・削除されることがあり、リンク先が開けない場合や内容が変わっている場合がある。