オンラインオリパ「みんなのトレカ」が10月21日23時ごろからサイトを一時停止している。Webサイトで広く使われているプログラム言語「PHP」に重大な脆弱性が見つかったことを受けた安全対策で、公式X(@minnano_toreca)が23時1分に告知した。サイトは10月22日1時50分時点でも「ただいま緊急メンテナンス中です」の表示で、再開時刻は「現時点で未定」としている。
この記事の内容は、各社の公式Xの投稿、PHP公式サイト、日本経済新聞の報道と、オリパ速報が2026年10月22日1時50分ごろにみんなのトレカのサイトへアクセスして確認した表示によるもの。
ポイントまとめ
- PHPの開発チームが10月21日、深刻度9.2(CVSS v4.0)の脆弱性2件(CVE-2026-109618/CVE-2026-109619)を公表し、修正版を同日23時(日本時間)に出した
- 高市早苗首相が同日21時55分にXで「今夜に対応して頂きたい大至急のお願い」と呼びかけ、修正が難しい場合はサイトの一時停止も有効策の一つとした
- みんなのトレカは「PHPを使用しているため」として、21日23時ごろからサイトを一時停止。22日1時50分時点で再開時刻は未定
- オリパベース・オリパMAXは「PHPを使っていないので影響なし」と告知。TORAオリパも影響についての案内を出した
【重要】PHPの脆弱性に伴うサイト一時停止の可能性について
PHPに脆弱性が確認されており、みんなのトレカでもPHPを使用しているため、安全対策として本日(10/21)23:00頃よりサイトを一時停止させて頂いております。
見出しは「一時停止の可能性について」だが、本文では23時ごろから「停止させて頂いております」と書いている。実際、22日1時50分にサイトを開くと次の案内が出た。
| 項目 | サイトの表示(10月22日1時50分ごろ) |
|---|---|
| 見出し | ただいま緊急メンテナンス中です |
| 理由 | システムのセキュリティ対応を行っております |
| 再開時刻 | 現時点で未定。対応と確認が完了次第、速やかに再開 |
告知は高市首相のポストを引用する形で出されている。表示回数は約1万回。リプライには「一時停止しておけば安心」「ゆっくりパッチの適用と確認をしてくれ」と対応を評価する声がある一方、発送の遅れなどを念頭に「それ以前の問題だろ」と返すユーザーもいた。
PHPの脆弱性、首相が「今夜中に」と呼びかける異例の事態
PHPは、世界のWebサイトのおよそ7割で使われているとされるプログラム言語だ。PHP公式サイトによると、見つかった脆弱性は次の2件。
| CVE番号 | 中身 | 深刻度 |
|---|---|---|
| CVE-2026-109618 | メモリ不足の処理をきっかけに、外部から任意のコードを実行される恐れ | 9.2 |
| CVE-2026-109619 | 解放済みの内部状態が残ることで、外部から任意のコードを実行される恐れ | 9.2 |
PHPの開発チームは10月20日に修正版の公開日時を予告し、21日14時(UTC、日本時間23時)にPHP 8.5.12/8.4.27/8.3.36/8.2.35を出した。公式は「完全な対策はアップデートだけ」としている。
高市首相のポストは22日1時台までに3,000万回超表示・いいね20万超。日本経済新聞によると、国家サイバー統括室(NCO)も利用企業に注意喚起した。オリパ以外でも、出版社のアルファポリスがサイトとアプリを一時停止するなど、予防のために止める企業が出ている。
オリパ各社もX上で相次いで影響を説明した。
| サイト | 告知の時刻 | 内容 |
|---|---|---|
| オリパベース | 21日22時45分 | 「PHPを使用せず、Python・Next.jsで構築」しているため影響なし |
| みんなのトレカ | 21日23時1分 | PHPを使用しているため23時ごろから一時停止 |
| TORAオリパ | 21日23時57分 | PHPの脆弱性について「当サイトへの影響」を案内 |
| オリパMAX | 22日0時8分 | 「PHPを使用していないため、影響はございません」 |
みんなのトレカは停止中のポイントや当選カードの扱いについて、22日1時50分時点では告知していない。サイト停止中に「みんなのトレカ」を名乗るDMや、ログインを促すリンクが届いても、公式Xやサイトの告知と照らし合わせてから開くのが安全だ。再開の告知は公式X(@minnano_toreca)で出るとみられる。