9月に「暴落」と騒がれたポケカ相場が、10月に入って急に高騰している。「みんなのポケカ相場」(@pokeca_chart)のPSA10指数は、10月8日分で前日比+8.48%、10月9日分でさらに+1.75%。2日で+10.4%上がり、127,215円になった。
ただし同じサービスの指数を並べると、上がっているのはPSA10の鑑定品だけで、通常カードの指数は下がり、未開封BOXはほぼ横ばいである。
ポイントまとめ
- 10月9日のPSA10指数は127,215円。10月7日(115,243円)から2日で+11,972円(+10.4%)
- 9月25日の105,124円から、約2週間で+22,091円(+21.0%)
- それでも4月14日の157,164円と比べるとまだ約19%低い
- 同じ期間、通常カードの指数は−8.4%、未開封BOXは+0.3%。高騰はPSA10に偏っている
- 急騰の理由ははっきりしていない。Xでも「理由を説明できる人いない」という声が出ている
PSA10は、鑑定会社PSAで最高評価を受けたカードのこと。「みんなのポケカ相場」は、PSA10カード全体の価格を1本の指数にまとめて毎日公表している。
| 日付 | PSA10指数 | 前日比 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2026/04/14 | 157,164円 | +2.28% | 指数投稿 |
| 2026/09/25 | 105,124円 | −1.46% | 指数投稿 |
| 2026/10/07 | 115,243円 | ー | 10月8日分の前日比から逆算 |
| 2026/10/08 | 125,021円 | +8.48% | 指数投稿 |
| 2026/10/09 | 127,215円 | +1.75% | 指数投稿 |
10月8日分の指数投稿に付いたチャートを見ると、4月末に16万円近くまで上がったあと、6月末と9月に大きく下げている。9月の下げは10万円台前半まで続き、9月末から10月初めに底を打ったような形だ。そこからほぼ垂直に戻している。
みんなのポケカ相場のPSA10指数投稿(2026年10月9日公表・10月8日分)
10月8日分のこの投稿は、公開から半日ほどで表示回数68万を超えた。9月の暴落時のXの反応はこちらにまとめている。
→ 【悲報】ポケカ暴落に「落ちてくるナイフは掴むな」の声 PSA10指数は再び下落、直近のX投稿をまとめた
「ポケカ高騰」と聞くと全部が上がっている印象を受けるが、指数を3つ並べると様子が違う。
| 指数の対象 | 9月25日 | 10月9日 | 変化 |
|---|---|---|---|
| PSA10鑑定品 | 105,124円 | 127,215円 | +21.0% |
| 通常カード | 49,921円 | 45,739円 | −8.4% |
| 未開封BOX | 88,049円 | 88,294円 | +0.3% |
出典:9月25日分はPSA10、通常カード、BOX。10月9日分はPSA10、通常カード、BOX。
通常カードの指数は10月9日分も前日比−0.60%で、まだ下げている。鑑定済みの高額カードにだけお金が集まっているのが、今回の高騰の特徴だ。
Xでも同じ見方が出ている。もなんちゅ(@monanchu88)は、PSA10を中心に強い買いが続く一方、手の届きやすい人気BOXは上昇率が伴っていないと投稿した。
PSA10を中心にかなり強い買い圧が連日観測されています
もなんちゅの投稿(2026年10月9日・抜粋)
はっきりした理由は、まだ分かっていない。 10月8日に新商品の発表や大きなニュースがあったという報道は、今回の調査範囲では確認できなかった。Xでも理由が分からないという声が目立つ。
今回のポケカ大高騰の理由説明できる人 0人説
こむぎ|トレカの投稿(2026年10月9日・抜粋)
考えられる背景は2つある。
① 30周年が近い。 ポケカは10月20日に30周年を迎える。記念パック「30th CELEBRATION」は9月16日に発売済みで、カードセットも10月16日に発売を控えている。30周年に向けて買いが戻ってきた、という見方は自然に出てくる。ただ、それなら通常カードやBOXも上がっていておかしくない。
② 下がりすぎた反動。 9月の下げで値ごろ感が出たPSA10に、業者や投資目的の買いが入った可能性がある。10月7日の時点で、すでに「下がりすぎたのが反発しているだけか」と首をかしげる投稿が出ていた。
ポケカなんかこのタイミングで相場が上がってきてる なんでだ??
@sugokunemutai67の投稿(2026年10月7日・抜粋)
この投稿者は、2023年にも急落のあと数日上がり続け、その後また下がっていった相場を思い出すと書いている。
もうひとつ、指数の作り方にも注意したい。「みんなのポケカ相場」の指数ページには、取引が確認できない日があるカードは、直近の取引価格を引き継いで計算していると書かれている。しばらく取引がなかった高額カードが久しぶりに高値で売れると、その差が1日にまとめて乗ることがありうる。10月8日の+8.48%は、こうした集計の性質も込みで見たほうがいい。
いつまで続くかは誰にも分からない。そのうえで、見ておくとよい点は3つある。
- 10月20日の30周年をはさんでどう動くか。 記念日が過ぎて買いが止まるのか、続くのか
- 通常カードとBOXがついてくるか。 PSA10だけの高騰なら、市場全体が戻ったとはまだ言えない
- 4月の高値157,164円との差。 今の水準はまだ約19%下で、ここを超えるかどうかが次の節目になる
オリパを買う人にとっては、PSA10の相場が上がると当たり枠のカードの価値も上がる。一方で、業者が当たりの仕入れに払う額も上がるので、次に出てくるオリパの価格や当たりの中身が変わる可能性がある。
9月の暴落中にPSA10を拾った人には、今回の高騰は追い風だ。逆に、ここから高値を追いかけて買うのは、9月に「落ちてくるナイフ」を掴むのと同じくらい読みにくい局面である。
- 【速報】ポケカPSA10相場指数が157,164円に到達www 2月から41%爆上がりで「もう庶民には無縁の市場」と話題
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ソース
※指数は「みんなのポケカ相場」の集計値で、個々のカードの販売価格や買取価格ではありません。本記事は2026年10月10日時点の公開情報にもとづきます。