ポケカの大会に出ていた兄弟の保護者が10月19日夜、長男が自主大会で不正をしたことを明かし、長男を競技ポケカから引退させるとXに投稿した。投稿は10月20日20時すぎの時点で約105万回表示されている。翌日には、同じ大会に出ていたという人が「弟からも対戦中に山札を見られた」と返信し、議論が広がっている。
※当事者は子どもとみられるため、本記事では子どもの名前や画像は扱わない。大会名・主催者・日時、不正の具体的な内容は確認できていない。
- 保護者の報告によると、長男は約2カ月前の自主大会で不正をし、本人も認めた。過去にも不正があったと聞き、競技からの引退を決めた
- 同じ大会に子どもを出場させていた人が、弟にもサイドや山札を勝手に見られ、シャッフルされたと返信で指摘した
- 保護者は翌日、顔の写った投稿をすべて削除したと説明。指摘を受け止め、兄は家族や友達とカードを続け、弟は大会に挑戦を続けると書いた
保護者はXの文字数では書ききれないとして、スマホのメモを撮った画像3枚で経緯を説明した。要点は次のとおり。
| 時期 | 保護者が説明した内容 |
|---|---|
| これまで | 長男はポケカを始めて約3年、競技プレイヤーとして2年 |
| 約2カ月前 | 自主大会で長男が不正行為。その場で対戦相手や主催者に謝罪できなかったことを後悔している |
| その後 | 主催者と事実確認し、本人も不正を認めたため、ジムバトルを含む全大会への出場をやめさせた |
| 最近 | 本人がやり直しを望み、「先日のシティリーグを最後にする」と了承させたうえで出場させた |
| 今回 | 過去にも不正をしていたと聞き、競技を引退させると決めた |
メモでは、家族内でも不正をしないよう何度も話していたこと、保護者として監督責任を果たせなかったことへの謝罪も書かれている。次男については、これまでどおり応援し、「より一層厳しく監視しながら見守っていきたい」としている。
不正がどんな行為だったかは、メモには書かれていない。
10月20日昼、彩葉さん(@xxIROHAxxPoke)が保護者の投稿に返信した。同じ大会に出て、子どもも出場させていた当事者だという。返信に付けたメモ画像での主な主張は次のとおり。
- 大会中、対戦を終えた弟が自分の卓に来て、対戦相手のサイドと山札を勝手に見てシャッフルした。注意したが、別の場所へ行ってしまった
- 兄は同じ日の3戦目と5戦目に不正を注意されていた
- 兄弟とも以前から不正の話はあったが、自分も本人に注意するだけで親や店、運営に伝えなかった。それは反省している
- 不正の後に「子どもをしっかり見る」と聞いていたが、その後の大会でも親は自分の対戦に出ていて、子どもは他の卓に近づいていた
彩葉さんは返信の本文で「子供達が悪気なくやっている事がダメな事だと認識されてますか?」と問いかけている。
この返信には当初、別のユーザーが「イカサマされた側の親ですか?」「そうじゃないなら別にあなたにそこまで言われる筋合いないでしょ」と反論した。彩葉さんが自分の卓で起きたことだと説明し、続けて次の点を書き込んだ。
- 問題の大会は公式大会ではなく、予選のあとに本戦がある自主大会
- 順位はオポ(対戦相手の勝率)でも決まるため、不正は対戦相手だけでなく大会全体に影響する
- 基本はセルフジャッジで、運営は結果を聞きに来る形だった
- 地元には子ども向けの大会があり、年間ポイントで上位3人にトロフィーが出るので、真剣に目指す子が多い
反論したユーザーはその後、「言う権利あるよ。うん」と返信した。最初は「子どもにやめさせてけじめをつけたのに、まだ言う必要があるのか」と思ったが、親の視点だけでは分からない部分があった、という。
保護者側は彩葉さんの主張に反論していない。10月20日17時58分の続報では「全て読ませていただきました」と書き、子どもとの関わりについての指摘を「真摯に受け止め」るとしている。彩葉さんの主張も本人の申告で、編集部は裏付けを取れていない。
引用ポストや返信では、子どもを責めるより、大人がどう関わるべきかを話す投稿が多い。
- 約59万回表示された引用ポストは、親も弟もポケカを続ける中で兄だけ競技をやめるのは本人の負担が大きいとし、「家族ぐるみでポケカのない環境を作る必要はある」と書いた。続く投稿では、家族でポケカ以外の時間を増やすこと、兄の人格は否定しないことを挙げている
- 「子供のイカサマは本当に多い」とし、負けたくない気持ちが不正につながるので「“負けてもいい”って教えてあげる事が大事」という意見
- 不正そのものより「なぜイカサマをしてしまったのか」に向き合うべきという意見
- 親子で大会に出ている人からは、自分の子のプレイが乱れていないか時々確かめる必要がある、という声
一方で、子どもの顔が写った状態で不正を公表したことには、疑問の声も出ていた。保護者は前述の続報で、顔の写った投稿はすべて削除したと説明している。
X上の投稿・反応は2026年10月20日20時ごろに確認した内容です。表示回数は元投稿・引用ポストの同日20時6分時点の値。反応欄は返信・引用ポストからの抜粋です。保護者・彩葉さんの説明はいずれも本人の申告で、大会の主催者側の説明は確認できていません。アイキャッチは編集部作成のイメージ。