集英社が7月1日から開催中の夏のコミックスフェア「ナツコミ2026」。『ONE PIECE』など全21作品の描き下ろしメタキラカードが対象コミック購入者に配布されているが、開始前からフリマアプリやeBayで高額転売が横行し、初日には神奈川県のTSUTAYA南足柄店で返金を強要する客とスタッフのトラブルから警察が出動する事態に発展した。
ポイントまとめ
- 対象: 集英社「ナツコミ2026」全21作品の描き下ろしメタキラカード(コミック1冊購入につき1枚配布)
- 配布開始前の6月下旬からメルカリ等で出品が急増、ONE PIECEカードは1枚5,000〜9,000円で取引
- 全22種(21種+特典分)コンプリートセットは1万〜2万2,222円で出品される事例も
- eBayでは配布開始前に1枚80〜110ドル(約1.2万〜1.8万円)まで高騰、秋葉原の出品者は962枚を1枚約9,000円で売却、さらに322枚を約1.7万円で売却
- 7月1日、TSUTAYA南足柄店で特典を受け取れなかった客が返金を強要し、スタッフへの脅迫まがいの暴言があったため警察を呼ぶ事態に
- くまざわ書店相模大野店・今井書店大田店(島根)でも列の乱れやルール違反により特典配布を早期終了・中止
転売と混乱の詳細
問題の発端は配布開始前からの転売だった。フリマアプリでの出品急増を受け、eBayでも海外コレクター需要を狙った転売が拡大。秋葉原の出品者「Ash's TCG World」は1回目の出品で962枚、2回目でも322枚を売り抜けるなど、書店特典が事実上の転売ビジネス化していた実態が明らかになっている。
配布開始日となった7月1日には、実店舗でも混乱が表面化。TSUTAYA南足柄店は公式Xで「本日、お目当ての特典がもらえず返金の強要、スタッフ、店舗への脅迫まがいの暴言をされた方がおり、警察を呼びました」と投稿。絵柄を選ばせろと迫る客への対応に苦慮し、透明袋での配布に切り替えていた店側の運用も裏目に出た形だ。この他にも複数店舗で当日中の配布終了・中止が相次いでいる。
注意点
現時点で集英社側からの公式コメントは確認できていない。今井書店大田店(島根)のように配布再開のめどが立たない店舗もあり、フェア期間(〜8月31日)を通じて対応方針が変わる可能性がある。